下村美佐THIS=MISA×SAIKOU宮嶋哉行rA distance[検索]風にきくurbakana3下村ミサLaboratoire Village NomadeカフェアンデパンダンCIL005CD オンライン

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レーベル:CIL(CAFE INDEPENDANTS LABEL)品番:CIL005フォーマット:CD2004.01.20
THIS=MISA×SAIKOU(でぃす=みさ×さいこう)CD「rA distance」
[CD収録曲]01. 黙す02. Au-ni-ArazubA03. rA distance04. This is05. fry-cry06. minakatella07. 海月の背中08. Malena09. BEUYS10. Bye-Bye!Soviet
インプロのアルバムは数知れず在るが全体的に偶然性に頼った排他的で自己満足な作品が多い。このTHISの新作「rA distance」は、基本的には即興演奏だが、毎日二人で演奏することから生まれる信頼感と連帯性を持った音である。そこから生まれる偶発的でスリリングなハーモニーの連続であり、決して無責任に並べられたカオスティックな音の乱列では無い。インプロは苦手というクラシックファンも、逆にアカデミックな音楽を毛嫌いしているアバンギャルド指向の人にも納得してもらえる根本的に力強く繊細で美しい作品だ。
Violinの宮嶋哉行とPianoの下村美佐による即興演奏を中心としたネオクラシカルデュオ。1999年にNaked music (裸の音楽)を目指し結成され関西を中心に活動する。2002年にミュンヘン在住の映像作家、茂木綾子によるTHISの生活や活動を撮影したドキュメンタリー映画「風にきく」がスイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭にて特別賞を受賞。それを受けてドイツ・スイスに2度目のツアーをし高い評価を受ける。2003年にもドイツの映画監督ThomasRiedelsheimerによるEvelyn Glennie(マリンバ奏者、グラミー賞受賞)のドキュメンタリー映画にもセッションで出演するなど、京都を中心にダンスや絵画、その他の新鋭音楽家達とコラボレーションを繰り広げている。これまでに5枚のCD-R作品を発表し海外でも高い評価を受けているが今回が初の全国発売のCDとなる。
<THIS=MISA×SAIKOU>下村美佐(Pf.) / 宮嶋哉行(Vln.)バイオリンの宮嶋哉行とピアノの下村美佐のドゥオ。99年にドゥオを結成以来、音楽が本来もつ力強さにこだわり、予定調和のない即興演奏、個人的民俗音楽を目指す。彼らのライブや日ごろのくらしをドイツ在住の映画監督、茂木綾子が撮影した映画「風にきく」は、スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画際で特別賞を受賞した。
■Commentaryすがすがしい。コルトレーンがEXPRESSIONで辿り着いた心の静寂。我に固執するのではなく音に奉仕するインプロ。そしてその喜び。音楽は創り出すものではなく発見するものという、つつましやかな姿勢。日本にTHISがいることを誇りに思います。.....トオヤマタケオ
THISの音楽は、廃虚を侵食してゆく植物の、静謐な、ざわめきのよう。朽ちゆく建物が、植物におおわれながら、ふたたび時間を取り戻してゆくように、私の皮膚の上にも、過去の記憶や、まだ見ぬ景色が流れてゆきます。ヴァイオリンとピアノの絡まりゆく軌跡の中に、あなたは、どんな風景をみるのでしょう。.....生駒祐子(mama ! milk)
時間の花「THIS」rA distanceの為に僕ら はだかのからだに はだかのこころを隠しながら生きてる 四角なしきたり うたがって うたがない だけども思いがけず 時間の花が咲く はかなく壊れやすいその瞬間 隠されたはだかのこころがうたいだすのを誰もが知ってる それは風が運ぶ甘い夜のにおい それとも扉の間からもれてくる音楽 心と夜がこすれ合うヴァイオリンの響き 夜明けをまつ患者のように フタをあけたままのピアノから不思議な和音 たぶんこれは 時間の花をつんで差しだしたもの 生きている手ごたえがこれですよって その瞬間をとどめたもの.....勝野タカシ
喜びも悲しみもひっくるめ、通り越し、からまり、ほどけていく音楽。心をあわせると、意識がずれて、流れ出し、思わぬ事が、思い浮かんできた。意識を浮遊させるにはもってこい。高まる緊張と集中力を感じ、どうしてこも音楽と感情は近いのだろう?と思索。.....モギアウヤコ(映像作家)
訳)僕がrA distanceをはじめて聴いた日は、グレイな日だった。聴いた後、ぼんやりと夢見るような気持で、思わぬ変化と目にみえない不思議に驚いている自分に気付いた。その日はまだグレイ。でも僕の心はもう違った.....ウェルナ-・ペンツェル(映画監督)

宮嶋哉行(みやじま さいこう)2才の頃から鈴木メソードにてヴァイオリンを習いはじめ、後にロックやジャズなどを経て現在のかたちである即興演奏にたどり着く。1999年、ピアニスト下村ミサとの即興DUO『this』を結成し七年間の活動を行う。その活動を収めたスイス在住の映像作家の茂木綾子によるドキュメンタリー映画『風にきく』はスイスニヨン国際映画祭において特別賞を受賞。現在はソロを軸としながらも辻崇(馬頭琴)、akiko(電子音)とのユニットurbakana3や参加型の即興ワークショップ『遊ぼasobo』を主宰し、音の遊びを広げる活動をしている。2009年には黒子沙菜恵らのダンス作品『気色あり』に音楽家として参加、ソンナム国際舞踊フェスティバルに招待される。
下村美佐Misa Shimomura is a Japanese pianist, composer and improviser. For the past fifteen years her work has centred on free improvisation and the contemporary art scene. From 1999 to 2006 she was a pianist in the Kyoto neo-classical duo THIS=MISAxSAIKOU together with the violinist and improviser Saikou Miyajima in the Mie Prefecture of Japan. During this period she began improvising herself and presenting her own solo piano concerts. Since then she has been in contact with many other artists including the film makers Werner Penzel (Cinenomad) and Ayako Mogi; the contemporary dancer Maki Morishita; the painter Mikolaj Polinski; the sound artist Atsushi Nishijima; the musicians Balts Nill and also with Kyogen performers (Japanese traditional theatre), with DJs and with poets. As a pianist she performs works by Johann Sebastian Bach and John Cage. Each new interaction has opened new doors in her acoustic education: her interests now include the physiology of sound perception, the relationship between physical space and acoustics and experiments with new musical instruments. In October 2010 Shimomura moved to Germany where she has performed and exhibited in many places including B-flat, Berlin (November, 2010); BR2 radio "hr! spiel! art mix" in Munich (July, 2011); the Emerson Gallery, Berlin (January, 2012) and the Deutsche Gesellschaft fur Gruppenanalyse und Gruppenpsychotherapie (June, 2012).


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<検索ワード>CIL(CAFE INDEPENDANTS LABEL)Cafe Independants[カフェ・アンデパンダン] ポーランド現代作家6人展、“音楽とビジュアルのパフォーマンス Werner Penzel

(2021年 5月 2日 16時 57分 追加)
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